おせち料理に入れる品々には、それぞれに意味があると言われています。
では、黒豆にはどのような意味があるのでしょうか。
今回は、おせち料理の黒豆の意味について解説いたします。
▼おせち料理の黒豆の意味
■「まめ」にちなんだ意味
おせち料理の黒豆が「まめ」にちなんでいることは、よく知られているのではないでしょうか。
例えば「まめに働く」「まめに暮らす」といった具合です。
どちらも「毎日の生活をつつがなく過ごせるように」との願いが込められています。
そもそも「まめ」 という言葉は「元気・丈夫・健康」といった意味合いです。
新年のおせち料理の黒豆は「元気にそして健康に過ごせますように」と願いを込めて食べるといいですね。
■その他の意味
「元気で健康に暮らせるように」という願いを込めた黒豆は、いわゆる無病息災の象徴と言えます。
ただ、おせち料理の黒豆の意味はこれだけではありません。
かつて、黒い色には邪気を払う力があると信じられてきました。
そこでおせち料理に黒豆を入れ、その黒い色で一年の邪気を払うことを願ったのです。
さらに、より実用的な意味合いとして日持ちの良さが挙げられます。
黒豆は常温で一週間は持ちますので、日頃は食事の支度に忙しい主婦を家事から解放するため、日持ちのする黒豆をおせち料理に入れたとされています。
▼まとめ
おせち料理の黒豆には「まめに働く」「まめに暮らす」という意味が込められています。
また、黒い色で邪気を払ったり、日持ちのする料理を使うといった意味もあることがわかりました。
当店は大正5(1916)年の創業以来、多くの豆菓子を作っております。
オンラインショップもございますので、お気軽にご利用ください。